明かり 其の一
貝殻を二つ合わせたような不思議な形。
「雲龍紙」を使用しており、楮の繊維がシルエットで浮かび上がる。 貝殻を合わせた上の隙間からもれる光と和紙を通したやわらかな光が空間を彩る。
明かり 其の二
「本鳥の子桧皮紙」という桧の皮が入った手漉きの和紙をホチキスで留めただけの明 かりです。こんな楽しみ方ができるのも和紙ならではのこと。
明かり 其の三
「一分丁字雲母摺」の和紙をくるっと丸めた形。
一分丁字という細いストライプ柄が丸めたことによってゆるやかなカーブを描き、そ れらが重なったところには格子柄が作られる。光の陰影や柄の変化がおもしろい。